技術者倫理研究会について

第100回例会を迎えて

技術士に求められる技術者倫理

 

私共の技術者倫理研究会が2002年に発足して20年を経過し、この7月に100回目の例会を迎えることになりました。これを記念に716日に開催する例会は7人の講師を迎えて技術者倫理に関していろんな角度からお話をいただくことにいたしました。多くの技術士の皆様にご参加いただけることを願っております。 

また、ここでは折角の機会でもあり、私共技術士に求められる倫理とは何かについて日頃考えていますことをお話しさせていただく機会にさせていただこうと思います。すでに皆様がご承知のことではありますが、これが初心に帰る機会とお考えいただきお付き合いを願います。 

20226 

技術者倫理研究会代表 橋本 義平

全文はこちらにあります。

 

代表からのメッセージ

技術者倫理研究会は、杉本泰治さん(技術士・化学部門、「科学技術者の倫理」の翻訳者代表・「大学講義・技術者の倫理入門」著者)の声掛けから2002年に発足した任意グループとして始まりました。2006年に公益社団法人日本技術士会のプロジェクトチームとして次代の技術士に引き継ぐべき基本的な資質としての技術者倫理を学び、その実践の経験をお互いに交換し合い、自らの所属する組織は勿論のこと、広く社会のために先頭に立って実践し、よって技術士の社会的地位の向上を図ることを念じ、同年7月に第1回の例会を開催しました。爾来、隔月(原則)に例会(20211月で91回目)を開催してまいりました。この間には、日本技術士会倫理委員会との共催企画で技術者倫理の教育者養成コースの運営をはじめ公開シンポジウム等への協力等を通じて相互の支援関係を続けております。

技術士が代表する技術者集団は、いまや国境を越えて、持てる能力を世界の人々に提供する時代となっています。世界の技術者団体で構成されるIEAInternational Engineering Alliance)においても「技術者の力量(Professional Competencies)」という技術者の能力定義の中で倫理的に行動する技術者の重要さを強調しています。1992年の「リオデジャネイロ宣言」から、2012年の「リオ+20」と続く持続可能な社会の実現という理念は、たんに環境保全という範疇にとどまらず、昨今の世界の流れはSDGsSustainable Development Goals)として未来に立ち向かおうとしています。ここで最も重要な役割を担う技術者集団にとって技術者倫理は欠かせないものです。そして、その倫理は単なる知識としてではなく、実践することが出来なければなりません。

 

いま私たちは自分たちの行為は「害をなすことをしない(Do no harm)」という信念に支えられていることが必要なのです。

2020年12月

公益社団法人 日本技術士会 登録 技術者倫理研究会 代表

橋本 義平


会則

会則(制定 2021年3月28日、施行 2021年4月1日、改定 2022年4月1日)

改定内容

入会案内はこちらをご覧下さい。


幹事会

代表 橋本 義平 情報工学  
幹事
(あいうえお順)
飯田 敏幸 情報工学 情報管理
榎本 浩 建設、総合技術監理  
木村 礼夫 建設、森林 会員管理、監査
武安 真児 情報工学、総合技術監理 例会運営、情報管理
坪井 秀夫 応用理学 庶務、監査
西岡 朝明 化学 会計
袴谷 達 電気電子、上下水道、総合技術監理 例会運営
森島 洋一

電気電子、総合技術監理

会計、例会運営